サンデーメカニックshimoのDIY

ど素人で出来るのか?おじさんが挑戦するDIY

休日のステルスチェイサー 1/3

休日のステルスチェイサー

サンメカshimo


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カーテンの隙間から太陽の弱い光が差込む。

枕元の目覚まし時計は8時50分を表示している。今日は休日だ。

無人精米機で精米した白米に納豆で軽めの朝食をとる。

今日の昼食は、家族で豆腐の美味しいお店に行くことに決めていた。

昨夜も深夜まで起きていた息子をようやく起こし、出発出来たのは10時30分を回っていた。

目指すは「豆腐厨房」

大豆料理のビュッフェが美味しい、豆腐好きにお勧めなお店だ。

ビュッフェが始まるのは11時からで、少し急がなければならない。

痛風で動けなかったこともあり、ハイウェイを使っての遠出は久しぶりである。

愛車ZCTの赤いスカッフプレートを跨ぎわ運転席に乗り込みETCカードを差し込む。

以前、ETCカードを入れ忘れてゲートバーが開かなかったことは今でも苦い思い出として記憶に刻まれている。

カードを挿入すると

「認証しました」と。

diyで取り付けたETC車載器からの反応は今日も良好だ。

兄弟の車に取り付けてやったETCも正常に機能しているだろうか。

 

高速のゲートを抜け、ループから合流車線をアクセルオンで加速していく。

行楽地へ向かう流れが一段落した時間帯で、渋滞はしていない。

しかし、合流直後から前方と右側のトラック、更にその後方の車に囲まれる形で三車線ある追い越し車線に出られない状況が暫く続いた。

若干のストレスを感じながら、タイミングを見計らってトラックと後続車の間に入り込み、更に追い越し車線に滑り込んだ。

バックミラー越しに、追い越し車線を走行してくる車両は映っていない事を確認しアクセルを踏み込む。前方の車は遥か遠くにある。

ZCTのエンジンはスムーズに回転し、レベルインジケータの踊る光と久しぶりの開放感のようなものがアクセルを更に踏み込ませる。追いついてくるものは、いない

上がり続けるデジタル数字を視界の片隅に捕らえつつ、中央車線の車の動きに注意を払いながらの高速クルージング。全て順調だ。

 

その時、何かを感じた。

バックミラーに違和感を感じ、一瞬視線を移す。

追ってくるものは「いない」はずだった。

再びバックミラーを確認すると、アスファルトと曇り空に同化するような灰色の景色の中に「黒い塊」が映り込んでいる。

(いつの間に!!)

後方確認は怠らなかったはずなのに、どこから来たんだ!?

巨大な黒いフロントグリル

アウディか?ベンツか?レクサス?

前方の状況を確認しながら、バックミラーに一瞬視線を移す。

「シルバークラウン」

存在を感じさせない走りは透明のオーラに包まれているかのようだ。

DIYではあるが手を入れ続けているZCTのエンジンパワーには、まだ余力がある。クリアーランプに交換したテールランプを、それほど近くで見せるつもりはない。

痛風を間逃れた右足に力が入る。

 

しかし、バックミラーに貼り付いたシルバークラウンの大きさは変わらない。

漆黒の闇に覆われたクラウンの車内は、バックミラーで確認することは出来ない。おそらく、真っ黒なスモークガラスを装着しているのだろう。

(どんな奴がドライブしてやがる。)

ミラーにも映らずに一瞬にして背後をとるようなドライビングは、ステルス戦闘機を思わせる。

「隠密の追跡者(ステルスチェイサー)」

とでも呼ぶべきか。

やはりマシン性能の差はあまりにも大きく、サイドミラーにクラウンのヘッドライトが大きく映し出される時は直ぐに来るだろう。

だが、静止画のようにバックミラーの中の車体は動かない。

煽るわけでもない。離れるわけでもない。一定の距離を保っているようだ。

何故だ、なぜ仕掛けてこない!?

・・・・

これは!!!!

瞬時に減速すると共に、ウインカーを出して中央車線にZCTのハンドルを切った。

急激な姿勢変化を起こした車内には自分の心臓の高鳴りと共に、同乗する家族の動揺も伝わってくる。

「どうしたの!?」

家族の質問に応える余裕は、無い。

 

by サンデーメカニックshimo

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